さて、ミランvsバルサですが皆さんはどう読みますか?!
まだあと1週間ほどありますが、各々もう準備を始めています。
今週シェヴァとロニーは早速欠場したみたいです、笑。
ミランはCLためにイタリアリーグ会長(ミラン副会長ね)がミラノダービーをわざわざ14日の金曜に設定しました!!!(15日20:30キックオフ予定)
そしてさらにCL第2戦のために23日日曜日に行なわれるセリエAの試合すべてを22日の土曜日15:00キックオフに設定しました。
というのもセリエAは残り試合が少なくなり始める頃(残り5節が目安)からも試合順による優劣をなくすため(うわさによると八百長を防ぐためと囁かれていることもしばしば)、全試合が同時刻にスタートされます。
準備は準備でもこういった政治的な準備から始まるのです。
現場の努力もさることながら組織としての立ち回りが試されています。
14日ミランvsインテル
18日ミランvsバルサ
22日メッシーナvsミラン
26日バルサvsミラン
これで全部3日置きの試合となります。
お見事ガッリアーニ!!!
よくイタリアは【カテナチオ】の国と言われます。
それはとくにネガティブな言葉として日本では扱われているような気がします。
まぁたまに【1-0の美学】みたいなポジティブな考え方もされることもありますが…。
しか~し、イタリア人の子供たちにはDNAにそれが流れていたとしても最初から守備の美学なんてありません!!!(もちろんバランスを取ること、守備の連係は教えないといけません)
考えてみてください、子供は大人を見て育ちます。
それは日本であれ、イタリアであれ、世界中どこでも同じです。
となればそういった文化は大人が子供たちに伝えていき、攻撃的メンタリティーあるいは守備的メンタリティーを身につけていくのです。
その証明に今日の子供達の試合…なんと
4-4でした、笑。
『攻撃こそ数的優位を形成しないといけない!!!』これはアリゴ・サッキがイタリアに革命をもたらした際に発した言葉です。
「だからみんな(イタリア人の監督に対して)、もっと攻撃的にいかないと…。」
最近のセリエA、失点しないためのカルチョなんだよね~。
CL・UEFAカップ出場権利獲得・降格争いが懸かっているの理解できるんだけど…。
3/26 SerieA Lazio-Sampdoria
3/29 CL Inter-Villarreal
4/02 SerieA Fiorentina-Roma
これらの試合をなんと私が25歳のときに教えていたプレイヤーと一緒に観戦しました。
彼は現在大阪教育大学へ通う大学生。
私も歳をとったものです…苦笑。
段ボールを掘り起こしたら昔の写真がCDに収めてありました…。
円陣からはみ出している彼(19番)はPKが得意ではなく、途中交替したことからベンチ横で仲間を心配そうに見つめています、笑。
でもそんな彼は試合終了直前に必ず試合を振り出しに戻す男でした。
私が率いた重要な試合でロスタイムに2度ほど得点を決めてPK戦に持ち込んだのが彼です。
でも…待てよ、その前に決めていれば勝っていた試合の方が多かったかもな~?!笑
そんな彼も自分探しの旅へカルチョの国を選んだようです。
将来は教師になるもよし、プロのコーチを目指すもよし、日々努力してさらに自分を磨いてください。
CLに敗れたユヴェントス。
テュラムがベンチで、スタートがコヴァチという布陣に少し驚きを隠せかった人々へ私の勝手な戦術を考察します。
Mr.Capello(カペッロ)はおそらく【若いキエッリーニを左SB、ザンブロッタを右SB】に置くよりも【左にザンブロッタを置いて、右にテュラムを起用したかった】と私は想像したのです。
実際に、テュラムはフランスW杯の時にこのポジションで2得点しました。
彼ほど能力が高ければキエッリーニよりも効果的だったはずです。
とくにアーセナルから2得点を盛り返さないといけない条件でした。
両サイドからの突破はユーヴェが勝つためには必要不可欠だったわけです。
しかし彼自身が「納得しなかった」からなのか?
あるいは「コンディショニングが良くなかった」からなのか?
…は謎に包まれていますが、ボール回しにおいても全員のイマジネーションが一致していなかったのは事実です。
結局出場せず終いになってしまいましたが、最後までそういった不満を出さないあたりユーヴェの社内組織力とテュラムの人間的なインテリジェンスさを感じました…。
日本では代表争いで無得点に終わった某FWのT選手が表情をむき出しにしてTVに映し出されたと聞きました。
≪ポーカーフェイス≫ってプロには大事な要素です。
最近すっかり得点不足になってしまい、アシストマンにもなれず苛立ちを隠せないイブラヒモビッチ。
頭も丸めてカペッロから人間教育を受けたかと思いきや、前節(トレヴィーゾ戦)そのマエストロと交替をめぐってケンカ。
イエローを受けないようにユヴェントスの英才教育が浸透してきたからなのか、試合中に逆ギレが少なくなり、一方でその分技術的なキレが潜めたのか、CLは不発。
一体彼には何が起こったのか?!
一つ興味深い話があります…。
彼はアヤックスからユーヴェに移籍して体重がなんと12kgもアップしたそうです。(ある新聞の記事として掲載されていた)
2005-2006開幕時期のパルマ戦で見た彼に、スピードに力強さが加わった彼が「ライバルはロナウジーニョ!」と公言したのもうなずけました。
しかしシーズンが進むにつれて契約問題のモチベーション(更新プラスお給料アップがネック)や小さな怪我、そして疲労からかキレが見られなくなってきたのも事実。
この12kg増の筋肉がなんと重い鎧に見えることか。。。
筋力をつけた分しなやかさが見られなくなったのか?!それとも逆ギレしなくなってキレがなくなったのか?!
今後の復活に注目です。