昨日TVを見ていたらおもしろい論争があったので今日はそれを紹介。
『ロナウジーニョはマンマークでしか抑えられない!』という意見に対してアリゴ・サッキ氏はこのような見解を述べた…。
“いろんな人がいるから様々な意見があって当然だと思う。…そこで私としての意見は答えは明確にない。なぜなら≪チームがよくオーガナイズされているのであればゾーンDFでも構わない≫と考える、一方で≪もしゾーンDFではなくマンマークDFを採用しているのであればそれもチームの特徴に合わせた戦術である≫”
そしてその番組に出演していた現在レッジーナを率いるマッツァーリ監督も次のように語った…。
“チームがその年に採用したディフェンスのやり方、すなわりシーズンを通して行なっている方法を、誰がすごいからという理由で急に変更するというのはあまり好ましくない”
ん~その通りだと思う。
チームには集団の性質があり、個人の特徴が活かされてこそカルチョが成立すると考えます。
さらにアリゴ・サッキ氏は以下のように続けて語りました…。
“バルサが得点を挙げたのはロナウジーニョもすごかったけど、ジュリーの中央にカットインするフリーランニングが生んだものだ、私は隣で観戦していた友人に≪ジュリーの動きがバルサにとっていつか突破口になる≫と確信を持って唱えていた”。
ある評論家もおもしろいことを言っていました…。
“ミランはバルサに対して特別なマークをつけていたわけではない。ゾーンDFを採用していた。しかしあの失点の場面はまるでガットゥーゾがロナウジーニョをマンマークしていたかのようなシチュエーションだったことは疑いの余地はない”
最後にアリゴ・サッキ氏が第2戦の予想を聞かれたときのコメントです。
“私は試合の勝ち負けの予想を立てるのはあまり得意でない。…ただ一つ言えることはバルサの良い点を2つ挙げることができる。”
1)ポッゼッション時のボールなしの全員の動き出しは素晴らしい
2)各々が持っている攻撃戦術のアイディアは他のチームには真似できない
さて、偉大なマエストロの【バルサ有利】のコメント、皆さんはどのように捉えますか?!
ちなみにライカールとはKakaに対してエジミウソンをマンマークさせる戦術でした…。